うすいの気まぐれな日記

手話、聴覚障害、マイノリティなどなど

感銘を受けた時間

昨日、感銘を受けたので「どうして私は、この人に感銘を受けたのだろう」とふと考えてみました。

 

生きていると「この人は本当にすごい!」「見習いたい」と思う人に出会います。出会うかどうかは、もしかしたら自分次第かもしれません。

本当は目の前に、すごい人がいるのに、全然気づかないってこともあります。

 

極端な例ですが、プロゴルファーのニック•ファルドが目の前にいたとして、「マスターズで大逆転、優勝した人」と気づく人はどのくらいでしょうか。

ゴルフを知っている人にとっては思わず「あ!この人だ」とサインをもらいに行くか、あまりにもびっくりしすぎて黙ったまま見るだけか、写真を取りにお願いするか、になりますが、ゴルフを知らなければ、ただの外国人に見えてしまうかもしれません。

 

以前、用事があって駅に寄ったら大勢の人が集まっていました。

何だろうと思って周りを見てみると、プロ野球の選手団が通りかかったのです。しかし、プロ野球に疎いので「誰だろう、こんな大きな人」としか見ていなかったのです。後になってみると実は今、最も注目されている選手だったとか。

 

少しでも知っていれば感動するに違いなかったと思うと、ちょっと残念。

確かに何でも全てを知るのは難しい。でも、生きている間に「おお!すごい!」と思える機会が一つでも多いと嬉しいし、刺激になります。

 

感銘を受けることで、自分自身も成長するきっかけになる。もっと周りを見ながら、興味のあるものにはどんどんアンテナを張っていきたいです。

 

ところで、ニック・ファルドって誰?という方は、こちらをぜひ。

ニック・ファルド - Wikipedia

 

今日もごきげんよう

音を知らせてくれるもの

「ちょっと風邪ひいたかな」

「ちょっと熱あるっぽい?」

 

そんな時は体温計で測ってみるけれど、本当に体調が悪い時はちょっとタイヘン。

「あれ?体温計測ったのはいいけれど、あと何分くらいだったけ?」。

 

時間になるとピピピッと鳴るみたいですが、これが聞こえないのです。

体温計が壊れているのではなく、私の耳が聞こえないので「終わりましたよー」のサインに気づけないのです。

 

生活の中で、時間を音で知らせるものは多いと思います。

洗濯機、電子レンジ、冷蔵庫(開けっ放しの時に鳴る警音)、キッチンタイマー、トースターなどなど。

 

音が全く分からないので、AppleWatch使っています。バイブで知らせてくれるので、いちいち「まだかなぁ〜」って確認しなくて済むので、非常に助かっています。

 

体温計使うときもAppleWatchで、と思ったのですが、体調悪い時に限ってAppleWatchさんもどういうわけか、バッテリー切れ。

それなら、バイブ付きの体温計を買えば良いのじゃ!ということで、探してみたのですが、現在は売り切れでした。

 

store.shopping.yahoo.co.jp

 

バイブレーション付きであればどなたでも使いやすいと思うのでそれなりにニーズはあると思いますが、実際どうなんでしょう。

 

お盆休みは帰るべき?

お盆休みが今日で終わりの方もいれば、もうちょっと休める方もいたり、全然お休みがない!という方も。

 

私もお盆休みはありましたが、ちょこっと仕事を進めていました。帰省しなかった私に「何で帰らんのや」「帰ったかと思った」。

新幹線や高速道路が大混雑するタイミングで帰るより、時期をずらした方がいいからと答えると「あ、そうなのか〜」。

 

お盆休み=帰省する、というイメージがあるのはその時期にならないと長期的に休めないからという事情が大きいからでしょうか。はたまた、家族の休みがその時期に重なるから?

 

私もかつては「お盆は8月13日〜15日で、必ず休むんだ」という何となく、漠然とそういうイメージを持っていました。でも社会的に、家族構成の変化や労働環境がひと昔と比べて多様化になったことから、お盆の過ごし方にも変化は起きているかもしれません。

 

f:id:syuwakoushi:20170815205722j:image

 

実家は、思い立ったらすぐに帰れる距離にあるわけではないので、ご先祖様には申し訳ない。でも、帰省した時にしっかり挨拶できればいいかなと。

そういう意味では、いつでも実家に帰れる距離にある方は、お盆=ご先祖様を迎えたり送ったりしてもてなす時期でもあるので、自然とそういう行動ができる。

 

帰省しないからといってご先祖様に失礼!という考え方はそろそろ古くなるかもしれません。労働環境が多様化している中、帰省するタイミングは必ずしも全員同じでないといけないという理由はないはず。

一昔前より、多様な生き方がSNSで語られるようになり、お盆休みのあり方も徐々に変化していっています。

 

これからのお盆休み、どうなっていくのでしょう。

 

今日もごきげんよう

 

今年の全米プロゴルフ

テレビでも流れていた「松山英樹、悔しい5位」というニュース。

www.alba.co.jp

 

20年くらい前まではゴルフは特別感があると思われていて、身近に感じてもらえなかったスポーツ。幼い時から普通にゴルフに親しんでいた私にとって、海外にチャレンジするプロがいても、新聞記事で小さく紹介される程度だったことに「なんでもっと注目されないのだろう」と思っていた。

 

そんな当時と比べたら、今回のことでニュースになること自体、松山プロの知名度の高さに驚かされました。

 

これまでに海外メジャーにチャレンジした日本人は数多いものの、上位に食い込むほどの実績を残せる日本人は数える程度。海外のレベルが高く、コースの環境が全く違うと言われている中、ゴルフもようやく、野球やサッカーと同じように海外でチャレンジできる土台ができたのかな、と勝手に解釈しています。

 

悔し涙を流している場面、映像が流れていましたが、最終ホールを終えた後の後ろ姿が何ともいえなく、色々な感情が交錯しているように見えました。今後、まだまだ飛躍するチャンスがあるはず!

 

日本人初のメジャー制覇って、並大抵の努力だけでは成し遂げられない。

でも、見ている立場からにしてみれば、歴史的な瞬間が見れる日がもうすぐだと思うと、思わず応援せずにはいられません。

 

今回の全米プロを制覇したJ・トーマスプロのインタビュー、やはりメンタル面の影響もあるんですね。

「今日はみんなが優勝した僕に対してそう(ジェラシー)感じているはずだ」という一言、これまでの苦労、悔しさが含まれているように思います。

www.alba.co.jp

 

メンタル面だけが全てではないけれど、本当に大事な部分。

これからも見続けていきたいスポーツになりました。

 

 

今日もごきげんよう

 

意見がないなら座らなくていい

世の中はお盆休み。コンビニ、スーパーなどは休み関係なく、機能していますが、中には明日からお仕事、という方も多いと思います。「ああ〜」という声が聞こえてきそう。

 

今日のタイトル、ちょっと強烈?ややストレートな言い方ですが、仕事上、会議やミーティング、打ち合わせなど、人が集まる場所に参加する機会があります。基本的に、だらだらとした話し合いよりも、効率よく(テンポよく)進められる話し合いの方が充実感があります。

 

限られた時間内でさくさくと進められている場を観察すると、全体を統括する人が誘導できていたり、参加者が必ず発言していたりというふうに責任を持って対応しているのが見えます。

 

 f:id:syuwakoushi:20170813234859j:image

 

人生の中で、初めて集団で話し合いをしたのは生徒会運営の時。当時の私は、中学1年生。先輩から真っ先に言われたのは「意見がないなら、座らなくていい」。

その一言でものすごく緊張して、何か発言しなければ!と慌てていました。しかも、当時お世話になった先生からも「人と同じ意見を持ったとしても、『はい、同じ意見です』というのはヤメなさい」と。

 

あれから、私はどの話し合いの場でも気をつけている、と言いたいのだけれど…発言せずに観察だけしてしまうことも(ほんとに疲れてる時は、早く終わらせたいために黙り込むことも)。スミマセン。

 

でも、やはり限られた時間内で話し合いをするなら、結論を導きだすための道を作っていくことで、結果的に全員が効率よく仕事できるようにしていきたいもの。

その場でそういった発言するためには、日頃の蓄積がものをいう。日頃、情報を集めたり、話したり考えたりすることで「考えていることを言葉にする」ための蓄積が、発言する上で大事になってきます。

スポーツでいうなら、基礎体力を鍛えながら、いくつかの技を磨きながら何度も修正してトライしてみたり。そして本番では、培ってきたスキルを活かして発揮する。

 

本番=話し合いの場。

ぶっつけ本番という言葉があるけれど、私もどちらかというと「行き当たりばったり」「ぶっつけ本番」の時があります。それでも、慌てずに対応できるようになっているのは、日頃の蓄積が大きい(それでも、準備9割、本番1割という割合はしっかり守っていきたいところ)からかもしれません。

 

それくらい、日頃の積み重ねがモノをいうのは本当。

何を言えばいいのか分からないという方もいらっしゃるし、大勢の中では大変緊張してしまい発言すらできないという方もいらっしゃる。

それぞれが会議に参加しやすいようにするためには配慮したり、工夫したりする必要があります。その上で、本人たちも考えながら発言したり、他の参加者の発言を聞くことができるようになれば、きっと充実感を得られるのでは。

それが結果的に、仕事のモチベーションにもつながっていく。

 

どうやったら一人一人が楽しく取り組めていけるか。組織を作る、管理職としてマネジメントすることのおもしろさ、難しさを感じているこの頃です。

 

今日もごきげんよう

 

 

シャワーの音

少し雨が降ってきたと思ったら、まだまだ暑い日差しが。

どんなに暑くても、お風呂は必ず湯船に浸かっています。で、最近失敗してしまいました。

 

普段あまり使わないシャワーを、どういうわけか、使うことになって。

 

お湯と水をそれぞれ出して調整する(後になって知ったけれど、調整しなくても、あらかじめ設定した温度で出てくるというシステムだった)つもりで、シャワーを使いました。

そこまでは良かったけれど、シャワーを使うときにお湯と水の二つ、蛇口をひねったのですね。当然、終わった後もちゃんと締めるべき。

 

それなのに、どういうわけか、蛇口を一つだけ締めてそのままにしてしまったのです。

しかも、シャワーの向きは壁に当てたような形にしていたので、ほんとに気づかず、そのまま浴室を出ました。

 

このあとは想像にお任せしますが、「いやぁ、やっちまった…」とその日の夜は凹みました。

地球さん、ごめんなさい。

 

シャワーの水は音が出ているので、聴者であれば「ん?なんか音がするな」と気づけたかもしれない。ああ、聞こえないからこそ、気をつけていたつもりだったのに。

 

そんな出来事がありました。その場を立ち去るときは必ず、後ろをもう一度見ていきましょう、ですね。

 

f:id:syuwakoushi:20170812073802j:plain(写真がないので、こないだの旅写真を)

聞こえない人が一人だけの時

高校野球が始まったと思いきや、初戦からハラハラする展開で一喜一憂しているこの頃。こんな炎天下で大丈夫なのかなと余計な(?)心配をしながら、でも見ていて、応援したくなってしまう。

 

母校が出るわけでもないのに、地元や愛着のある地域の学校が出ると「ガンバって!」。テレビを見るとホントに仕事が進まないので、スマホで速報を確認しながら。

 

野球はチームプレーがモノを言う。個人がいくら強くても、チーム全体が強くならなければ勝てない。これは何年もずっと続いている伝統というか、鉄則というか。

 

チームというのは、職場でも似ていて。

その中にいる一員として、最大限の実力を発揮するためには、ひとりだけでは難しい。ひとりだけがどんなに強くても、実力が良くても、結果的にはアンバランスになってしまう。個人に負荷が集中してしまうから。

 

f:id:syuwakoushi:20170812073820j:image

(輝きを放ってるのは花だけではない)

 

野球で例えるなら、エースがいくら良い成績を残しても、打線が音無しでは、勝てない。打線が強くても、守備が脆かったら負ける。

 

歴代の優勝校を見ると、かつて横浜高校のように強いエースがいても勝てたのは、運もあるけれど、チームプレーとしてお互いを励まし合ったり、点を取られても取り返す!という執念深いところがチームとして共有されているような気が。

 

そこで、耳の聞こえる人たちに囲まれて、聞こえない人が一人だけのチームだったら?

今までにも高校野球のドキュメンタリーで紹介されたことがありました。

 

職場で聞こえない人がより高い実力を発揮できるとしたら、それなりに周りとのコミュニケーションも含めてチームプレーしやすい環境作りが欠かせません。

そもそも、コミュニケーションというのは双方向のやりとりを通して、思考、共感を伝え合うもの。

仕事上の報告、連絡、相談だけにとどまらず、日常会話の雑談も含めてがコミュニケーション。

そういったものを毎日行えるようになるためには環境作りとして、周りからのアプローチが大事。もちろん、本人からのアプローチがあってのこと。

 

チームの一員という意識を持つことで、働きかけることはできるけれど、その意識を持つためにはどうしたら?

 

監督に言われっぱなしのチームより、自分で考えて行動できて監督とも話し合いができるチームの方が実力がつきやすい?(野球のことは分からないけれど、ゴルフの場合はキャディとの二脚三脚が結果を呼ぶみたいですね)。

 

チームのあり方、職場でも考えさせられることがあったので今日はここまで。

また次回へ。

 

 

湯上り娘

f:id:syuwakoushi:20170810225018j:image

 

枝豆が美味しい季節になりました。

新潟は枝豆の消費量、栽培量が日本一だそうです。

どうりで美味しいわけですね、新潟に来てからほぼ毎日食べています。

 

kadoyasan.com

 

枝豆にもいくつかの名前があり、今日食べたのは「湯上り娘」。

色が綺麗で、食べつくしてしまうのがもったいないくらい。サクサクと食べられて、ビールの相性もバッチリ。

 

新潟の良さ、案外知られないところがあるのでこれからも一つずつ、見つけていきます。

今日もごきげんよう

 

 

教養としての社会保障

 ライフネット生命の出口さんが紹介していた本。

 

教養としての社会保障

教養としての社会保障

 

 

なんとなく難しそうなタイトルだけれど、仕事と生活に関わる社会保障を知るべく購入。出口さんが勧めていたのもあって、これは読まなきゃ!と。

 

重要なキーワードを網羅していて、介護、医療、雇用、障害者、児童、地域、などなど身近なものが多かったです。

 

社会保障の基本から、現在の社会保障と国家財政に関する話が書かれており、データと照合しながら今後の方向性について学ぶのに最適な一冊になりました。繰り返し丁寧に読み砕いていきたくなります。教科書として使われていたらきっと、早い段階で社会生活について理解が深まりやすかったかも(それはそれで、今の年齢だから言える)。

 

じっくり読み砕いていきます。

 

話が通じなかったら?

日本人「うーん、、、」

外国人「だから○○だって!」

日本人「いやぁ、そういわれてもなぁ」

外国人「オーマイガーッ!」

 

先日、空港から目的地に向かうバスに乗って少し走り出したところ、タクシー乗り場でこんな場面を見かけました。

 

大きなバッグを抱えた欧米人(外国人)が、タクシー運転手(日本人)と何やら話をしていました。

欧米人らしき旅行者はおそらく、空港からどこかに向かいたいようで、スマホと印刷した紙を見ながら伝えようとしている。一方、運転手さんは頭を掻きながら、苦笑いしながら首を縦にも横にも振らず。

欧米人は一瞬呆れながらも、懸命にスマホに何かを打ち込んで、運転手に見せようとしている。

 

この場面を最後まで見ていたかったけれど、私の乗っていたバスが走り出してしまいました。

結局どうなったのでしょう。バスに乗っていなければ、私が「あのう、何か?」と英語で筆談しようとしたかもしれない(でも、状況によっては最後まで見ていた方が良かったり。その前に、話しかけられる勇気があったかどうか…)。

 

あの後、欧米人は無事、移動できたのだろうか。運転手さんも目的地がやっと分かってホッとしたのだろうか。いろいろな展開が頭の中をぐるぐる。

 

この場面を放っておけず、じっと見てしまったのは、日頃の生活で「話が通じない、分からない」という場面を少なくとも一般的な日本人よりは経験しているから。

スーパーで買い物する時、店員さんが何かを言う。通い慣れているところなら口の形が読み取れなくても、アレかな?と察することができます。

しかし、不慣れな場所だと「ん?」と無意識に聞き返す場面も増えてきます。

 

私の反応に戸惑う人もいれば、とっさにコミュニケーション方法を切り替えて対応できる人もいます。冒頭の運転手さんも、どう答えていいか分からず、Yesとだけ答えても困るのでどうしよう、という状態だったかもしれません。

 

これからの時代(今も含めて)、多種多様な生き方が目に見える形で出てきています。外国人を見かける機会も増えています(訪日外国人、前年比18%増加)。

統計データ(訪日外国人・出国日本人)|統計・データ|日本政府観光局(JNTO)

 

外国人に会った時、自分の持っているコミュニケーションモードが多ければ多いほど臆せず、答えられるようになります(もちろん、性格的にシャイな場合もアリなので全員がそうだとは限らない)。

 

ろう者に会った時、聴者にとって「同じ日本人なのに話が通じない、なぜだ?」と戸惑いやすいこともあるようです。コミュニケーションモードを切り替えて、筆談なり、手話に近い表現なり、スマホでUDトーク使うなり、いろいろな方法を駆使した会話力がある人は、ろう者とも仲良くなれるようです(性格の不一致は除くとして)。

 

マジョリティの中にいるマイノリティ。一人一人が気持ちよく過ごせることを目指してコミュニケーションを図ってゆきたいものです。

 

それにしても、空港のあの一場面、どうなったのでしょう。気になります。

 

 

 

 

f:id:syuwakoushi:20170808222859j:plain

(神戸にて。焼きたてパンを朝食にいただきながら、青空を眺めてみる)