うすいの気まぐれな日記

手話、聴覚障害、マイノリティなどなど

気は変わらないけど強くなれる、という台詞

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1月28日月曜日。Amazonプライムで海外テレビドラマシリーズ「The Good Wife」がおもしろい。一日で4話を鑑賞。2009年放送からシリーズ7まで続いているようなので、見続けられるかどうか自信ないけれど、見れるところまで見てみたい。携帯電話がスマホではなく、ガラケーというあたりで、時代的には少し前といった感じ(たしかに2009年といえば、今から10年前。ちょうどスマホが普及し始める頃)。

 

弁護士としての法廷ドラマとはいえ、男性中心の業界の中で「◯◯さんの奥さんね」とすでにレッテルを貼られながらも仕事をバリバリとこなし、依頼人に寄り添う姿にとても共感。きっと、働いている女性なら「とっても分かる!」という場面がいくつか散りばめられている。

 

このレッテルというのは、ドラマの中ではスキャンダルを起こした旦那の奥さんということで世間の目が厳しくなり、初対面の人に自己紹介すると大抵が「テレビで見ましたよ」「あの旦那さんの奥様なのですね」といった、言われても全然嬉しくないことを言われる。

また、彼女のアシスタントについているスタッフに対しては「インド系かな?」「私こういうのは苦手なのよ」と人種を理由にした差別的とも言えるセリフを言われる。

そして、女性である以上、男性より2倍努力しなきゃいけないと同性からのアドバイスがあり、イエスもノーも言えず黙り込む(ここは英米文化ならではの事情もあるかもしれない)。

 

働く女性のリアルな姿が、キャストのセリフ一つ一つに表れていて、まさに時代を反映している。その結果シリーズ7まで続いているということで、納得。

 

女性が思っている以上に周りはいろいろな見方を持っていることを嫌というほど知らされる一方、依頼人を通して法廷で繰り広げられる数多くの場面に「ああ、すごいなぁ」とため息が出ることも。久しぶりに良いドラマに出会えた感じなので、もう少し見続けてみます。