一つ知っていると楽しみ方が一つ増える
1月13日日曜日。写真にある作品のタイトルは「旅は人生のスパイス」。
スパイスは、辛いだけでなく、いろいろな味を引き出してくるもの。時にはまろやかな味になったり。
旅も人生の中で、甘い思い出にもなれば時にはあっと驚くような思い出になる。それと同じ、ということが言いたいのだろうか(と、国語のような問いを考えてみた)。
インド・タージマハルと香辛料をイメージしたこの写真。
香辛料の長い歴史を持つインド。そして、インドでよく紹介される観光地がタージマハル。そして、香辛料は色んな味がある。これを知っているから、タイトルを見ると「ああ、上手いなぁ」と感心してしまう。
でも、このうちのいずれか、一つでも知らなかったとしたら。
タージマハルって何?となれば、写真の背景にある物体が何を意味するのか分からなくなってしまう。
知識があるとか情報があるとかの自慢話ではない。日本語を知れば知るほど、言葉の深み、言葉遊びなるものが理解でき、作った人がどうしてこういう発想をしたのだろうと想像するきっかけになる。
手話も同じ。韓国語も英語も同じ。
その言語の表面を超えた時に初めて、言語から広がる世界が見える。そこにたどり着くまで、時間はかかるし、経験量がある程度必要になってしまうけれど、何かを一つでも知ろうとすることは、その先にある楽しみが待っていることでもある。
それが他者と共有できたらもっと最高に楽しくなる。
ということで、カメラの電池を充電しなきゃ。