うすいの気まぐれな日記

手話、聴覚障害、マイノリティなどなど

アマゾンで買ったアマゾンの料理人

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9月15日土曜日。早朝は土砂降りだったけれど、正午は写真の通り。人生も恋愛もおんなじ。そして、食べる料理も。

 

料理といえば、どちらかというと食べる方が好きです。作れないことはないけれど、人様に「美味しい!」と言わせる自信はありません。でも、美味しく食べる自信はあります。ということで、今回読んだ本はこちら。

アマゾンの料理人 世界一の“美味しい”を探して僕が行き着いた場所

アマゾンの料理人 世界一の“美味しい”を探して僕が行き着いた場所

 

Amazon(フレッシュアマゾン)で野菜や生鮮品を運ぶサービスがありますが、そっちのアマゾンではなく、南米のアマゾン。そのアマゾンに惹きつけられた著者が料理人として今までどのような料理人生を歩んだかが書かれています。

 

はじめに そうだ!料理人になろう

第1章 冷たいシャワーとパスタ修業

第2章 マフィアのボスが愛するウェディングケーキ

第3章 世界一予約の取れないレストラン

第4章 対決「プラダを着た悪魔」in MILANO

第5章 現代"ピッツァ"百珍

第6章 南米初上陸に野犬の洗礼

これが第12章まで続きます。特に、第4章は本タイトルとかけ離れているように見えますが、これも面白かったです。アマゾンの話は何処へ?と思いつつ読み進めてみると、イタリア、フランス、キューバ、ペルーなどの国名が出てきます。その地域でしか見られない市場の様子や厨房に関わる人たちの行動がリアリティに書かれています。

 

どういう作り方をすればいいのかという風にレシピを単になぞるだけでなく、オリジナリティを取り入れてみたり、本当にこの作り方でいいのかと根本的なことを問うてみたりと著者の葛藤、希望、計画なども書かれていて読み応え抜群です。

 

そして世界的に公平なビジネスを展開していくという話もあります。

世界各地を旅しながらの料理の道を10年以上積み重ねてきた著者だからこそ、伝わってくる言葉がありました。肝心のアマゾンは?というと、ちゃんと取り上げられていました。想像を絶するまではないものの、暮らすってこういうこと?と今までの固定観念を覆されます。

アマゾンの料理人 世界一の“美味しい”を探して僕が行き着いた場所

アマゾンの料理人 世界一の“美味しい”を探して僕が行き着いた場所