うすいの気まぐれな日記

手話、聴覚障害、マイノリティなどなど

60年ぶりの再会

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9月10日月曜日。今日も雨。このまま秋になっちゃうんじゃない?と思うくらい。

 

今の仕事は20代(中には5歳くらいの子どもを相手にすることも)〜80代のクライエントと関わっていますが、たまに「感動の再会」ともいえる場面に遭遇します。本人たちがどのくらい感動されたかは分かりませんが、今日はなんと60年ぶりの再会でした。

 

同じ時間に来られた二人が目を合わせた途端、「ん?あれ?もしかして…」「あ、◯◯さん!?」。

 

かなり久しぶりとはいえ、昔の記憶がいっぺんに蘇ったかのように「あの頃、バスの中で眠っていた君の隣に僕は座っていたんだよ」という話も。まだ34年しか生きていない私にとって、60年ぶりって実感できません。理解はできても、実感がなかなか。

 

でも、当の本人たちが話されていたことは「この歳になると友人や身近な人が亡くなってしまって悲しくなるし、寂しくなる。でも、久しぶりに会えるなんて、本当に嬉しい」。

 

私にとって実感ができない60年という時間の長さを、本人たちが感じている。人生って、生きていることがどうしても当たり前になりがちだけれど、なかなか会えない人に再び会えるって実はとても素晴らしく、幸せな瞬間でもあるのかも。

 

写真は、先週プレゼントにいただいたもの。

映画『シェイブオブウォーター』を彷彿させます。