ポジティブな休み
「職場で休みを取ると何か引け目を感じちゃう」。
職場で有給休暇を取る時、「すみません、明日はお休みをいただきます」と一言伝える場面を見かけます。できるだけ有給休暇を取ってもらうよう働きかけているので、他のところはどうなのだろうとちょっと調べてみたら、中小企業の有給取得率は40%台。
従業員の規模が大きければ大きいほど取得率はアップしていました。
逆に言えば、従業員が少ないところでは有給取得率が低く、休みにくい職場が多いようです。
参考資料(厚生労働省)
http://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/jikan/syurou/15/dl/gaikyou.pdf
私の職場は小規模とはいえ、有給休暇は大事なものと考えていてほぼ毎月、職員が取得しています。「あと何日ですかね、しばらくは控えます」というくらい、上限に近い状態になることも。
有給休暇も含めて、休むことについて。
管理職の立場から言うと「休むのは構わないし、むしろ有給休暇をしっかり取ってほしい。その代わり、別の担当者にしっかり引き継いで対応してほしい」と話します。
ところが、休むことについて罪悪感を持っているからか、「本当にすみません」と謝ってばかりしています。
謝る気持ちも大事だけれど、休むことについてポジティブに捉えて「この日は休みなので、これとあれ、お願いしますね」といったコミュニケーションが取れるようにしたいところ。
「すみません、申し訳ございません。明日はよろしくお願いします」か、「すみません。A案件はここまで進めましたので、明日はこれとこれをやっていただけると助かります。B案件は明後日でも大丈夫ですので、明日は手をつけないで、Aだけをお願いします」のどちらが良いかは一目瞭然。
人間、休んだって問題なし。
問題なのは、休む時に響くもの。それを想定せずに、謝って休むだけでは時代遅れになってしまいます。
前向きに休んで、且つ他の人にしっかり頼むこと。それを徹底するだけでも、取得率はアップするのでは?
と、いろいろ考えることがありました。
今日もごきげんよう。