うすいの気まぐれな日記

手話、聴覚障害、マイノリティなどなど

人前で話すということ

今週は人前でお話しする機会がいくつかありました。

 

今日は航空関係の専門学校の授業。いつもは他の講師が出向いています。

 

手話を教える以外に、聞こえない立場で困るかな?と考えられることについて聞いてみました。

障害があるからできない、というイメージを払拭したい一方、現実的にどんなバリアがあるのかを知っておくこともまた必要なこと。

 

まだ20代に入っていない学生さんばかりなので、外国人や障害者が空港内で困ることは何かについて切り出してみました。考えたこともなかったのか、はたまた伝える術が思いつかなかったのか、少し戸惑いが見られました。

 

でも「手話が通じない」という回答があったので、おそらく私という聞こえない当事者を見てそう答えたのかもしれません。

 

想像してもいなかったことを考えさせながら進めることが、講師の役割。いつの日か、「そういえば、あの時に話していたな」と関連づけられた時に、目の前にいる人の役に立てられたら。

人前で話すことはあまり得意ではないので、日々研鑽あるのみ。こうして、講演や授業の機会を作ってくださる先生方に感謝です。