口が見える
今日は朝からいろいろあったので外食。ちょっと遅い時間に行ったけれど、人気があるのか混んでいました。20分くらい待った後、店員さんに案内されて中に入りました。
店員さん、透明のマスクをしていたので思わず「口が見えてていいね」と同行者に話したら「え?」。
同行者は聴者だったので「いやぁ、普段そういうのは意識していなかったです」。
マスクの話、聞こえない人の間では、しょっちゅう話題になるネタの一つ。
白いマスク(黒いのもありますね)が一般的に使われていますが、口が見えなくなることは【その人が何を言っているのか分かる術】を遮られてしまいます。
口がもごもご動いているのはマスクの上からでも分かります。
何を言っているのかは、口の形を見ないと分からない。見ても分からないことはあります。でも、全く口が見えないよりは良い。
ろう者同士で手話で話すときも然り。相手がマスクをした時点で情報量が50%減ってしまう感じ。顔の動きも手話の一部であり、手だけを見て理解するよりも、口元を中心に顔全体を見ています。
そういう意味では、マスクは聞こえない人にとって【できれば、透明だとありがたい】存在です。
でも、風邪引いたらマスクしなきゃですね。
(旅行先の朝食。朝から鍋でした。)