うすいの気まぐれな日記

手話、聴覚障害、マイノリティなどなど

分からなくてスルーしちゃうこともある

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12月2日日曜日。先日、立教大学にて「聴覚障害者と労働」について話をしてきました。労働分の専門家ではないのでプレッシャーがハンパなく。でも、専門家の論文や当事者からの話などの情報も含め、実践していることを話したところ、ちょうど障害者雇用が話題になっていてタイムリーな話だったと学生から反応がありました。

 

日本に留学している学生さんもいて、同じ日本語学習者として感じることが多かったとコメントがあり勇気付けられました。「外見が外国人なので、日本語が多少間違っていても、変だとしても理解してくれる。でも、ろう者は見た目が日本人なので、別の苦労があると思う」とも。

 

相変わらず講演するのが下手だなぁと自分で感じます。

なので、コメントも含めて何らかの反応があると本当に助かるというか、嬉しくなります。ああ、伝わって良かったなぁって。通訳が素晴らしい、というのもあり!

 

今年の講演はあと1本、福島県!(うう、寒い)。テーマが異なるので、しばらくはパワーポイントとにらめっこ。

 

外国人といえば、韓国語の先生(韓国人)が「地域によってイントネーションが違うから、本当に苦労した」と話がありました。何回聞き返しても分からない時ってありますか?と聞いたら、「もちろん今でもあるわよ」。

そんな時、どうしてました?と聞いたら「そこはもう笑顔で乗り切るしかないわ。分からないけど、ニコニコとね」と満面の笑みが。

この部分は、ろう者にも共通しています。全員がわかったフリしているとは限らないですが、分からなくてどうしてもスルーしちゃうことがあるのは、きっと手話を学ぶ聴者も同じ。

 

お互いにそれが分かるだけでも、隣人に優しくなれそうな気がしませんか。