うすいの気まぐれな日記

手話、聴覚障害、マイノリティなどなど

次のステージへ進むために

今のNPOを立ち上げて6年。

写真もかなり溜まってきました。今後も使えるように、仕事の合間に整理しています。自分は覚えているつもりでも、案外忘れかけていた場面がありました。そこが写真の良さ。


誰と一緒にいたのか、を客観的に見ると恥ずかしいような、懐かしいような。

 

そこで思わず、はっとしたのがありました。

 

設立当時からずっと一緒にいたスタッフ、ほとんど全員が笑顔で写っていました。


活動自体、忙しくて大変だったはず。当時は運営費も貯蓄も少なかった。それでも活動の幅を広げながらいろいろな人の繋がりを作っていたのは事実。

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経営すること、運営することは当然、活動の基盤を築くこと。その上で、スタッフたちが生き生きと動けていた事実が写真に出ていて、嬉しくなりました。

 

今はそれぞれの道を歩み、県外へ行ってしまった人も何人かいます。

 

そして、どんなときでも一緒にいたスタッフが数年前に去っていった時は、かなり堪えました。

 

お互いに意見を言い、時には話したくないと思ったときがあったものの、最後まで一緒に仕事を進めていた矢先、「辞めます」という言葉を直に言われたときは、その場で何かか崩れ落ちたような感じでした。当然、顔には出さないように努めていたけれど。


経営、運営していく流れで、この経験は誰でも通る道。全員がいつも同じような気持ちでやっていくって難しい。今なら割り切れても、当時はそれができなくて、この先どうしたらいいのか見えなくなってしまいました。


NPOを作り、継続していくことの難しさを嫌というほど実感。それでも次に進まないといけない。

忘れかけていた、忘れようとしていたこの感情を再び、写真が呼び起こしてくれたのは、次のステージにいくために、必要なタイミングだったかも。

 

人生、時には立ち止まると、見えなかったことが見えるようになるものですね。

あらためて、働きやすい職場を作っていきたい。作っていきます。