うすいの気まぐれな日記

手話、聴覚障害、マイノリティなどについて発信するブログです。

目の前にある情報に気付かない感覚

巷で「年末年始のダイヤは休日・祝日運行になります」という貼り紙やお知らせありますね。

「12月29日〜1月3日は休日ダイヤになります」という表現もあります。

 

昨年末、「いつも同じ時間にバスに乗っていたのに、

 

今日は来なくて。変だなと思ったけど、待ってもバスがこないから他の(路線)バスに乗ってきた」と中年ろう者から話がありました。

 

上記のお知らせがあったかどうかを聞いてみると、「なんか、時刻表の上のあたりに『29日〜』って書いてあったな。でも何て書いてるか分かんなかった」。

普段から公共交通機関を使っている人はもちろん「年末年始は確か、休日運行だったかな」と気づけますが、気になったのは、彼はどうして知ろうとしなかったのか。お知らせの内容がどうして分からなかったのか、ではなくて。

 

内容が分からないのは日本語が読めないから、なんですが、日本人として日本にかれこれ数十年住んでいる彼が「29日〜何かあるのだろう」と関心を持つまでもなく、「なんか書いてあるな、まぁいいか」と情報にアクセスする意欲を最初から持とうとしていませんでした。

 

ろう者の中には日本語が本当に読めない方もいます(様々なバックグラウンドがあるので割愛します)。でも、関心があれば携帯で写真を撮って「これは何?」と確認してきたり、実際には、その場でメモに書き写して「この文章の意味を教えてくれ」と聞きに来る方もいます。

 

最初から関心を持たなかったら、目の前にある情報にはアクセスできず、最終的には本人が困るけれど、当の本人はあまり困っていないという。

これだから「ろう教育は・・・云々」ということが言いたいわけではなく、彼がどのように情報を得ながら生活しているのだろうと興味が湧きませんか。

 

そんな状況に時々出くわすので、私の「気になること」は日々増えていっています。

 

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