うすいの気まぐれな日記

手話、聴覚障害、マイノリティなどなど

やさしい日本語は、人にやさしい

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とある駅で見かけた案内看板。

日本語の他に、英語、中国語、ハングルで書かれていることに慣れてきたこの頃、見慣れない言葉が。タイ語

それにしても、一つの案内看板に、複数の言語があると安心ですね。フランスのとある地方に行った時は、空港でさえ、案内板がフランス語しか書いてなくて心細くなってしまいました(フランスに入っていきなり、英語がないことにパンチ食らった感じ)。

 

ところで、外国語といえば「やさしい日本語」がニュースとして各新聞に紹介されていました。

災害が起きた時、外国人が何に困るのかといえば、日本語の意味が分からないことが挙げられていました(もちろん、日本に長く住んでいて人脈や日本語もバッチリ!な人もいるので、言語の壁に困っている人とそうでない人に分かれます)。

 

今朝の記事によると、外国人にとって分かりにくい日本語として、安否確認、相続、余震、などが挙げられていました。

「安否確認」についての説明として、「生きているかどうか、怪我をしていないかを調べる」ということ。

「相続」は、死んだ人が遺したものを引き継ぐこと。

 「消化」は、火を消すこと。

 

あらためて、日本語を掘り下げてみると「手話でわかりやすく伝えるための工夫」ができるようになります。これが上達のポイントです。聴者は母語である日本語をさらに噛み砕いて、言い換えてみるといいかもしれませんね。

ろう者の間には、日本語が不得手な人もいる中、今朝の記事紹介にあった「やさしい手話」の言い換えは、手話で伝え合う時にも大いに役立ちます。

 

 

やさしい日本語に置き換えて、手話で表してみると、今まで通じなかったことが通じるようになるかもしれません。そして、日頃のコミュニケーションについて振り返る良い機会になるかもしれません。

 

参考記事

www.asahi.com

 

今日もごきげんよう