うすいの気まぐれな日記

手話、聴覚障害、マイノリティなどなど

タッチ感よりも中身

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急に寒くなってきました(月末とはいえ、まだ9月)。秋の夜長に漫画を読んでみました。

 

昨日久しぶりに読んだ「淋しいのはアンタだけじゃない」。 

漫画を読むとき、絵が気に入って買う人もいればあまりこだわらない人もいると思いますが、私の場合はどうしてもタッチ感が気になったらあまり買わない。でも、今回は絵の描き方(タッチ感)よりも、中身が重要だったので1巻、2巻と購入しました。

 

2巻の方がより、聴覚障害について病理的かつ生物的に研究されているように感じました。当事者の私でさえ、中途失聴者が悩みがちな「自分の声が聞こえない」ことについて、何も感じないと言ったら嘘になるかもしれない。自分の声が聞こえない、それが当たり前のまま過ごしているので、今回の漫画はとても良い内容が含まれていると実感。

 

漫画家は聴者、聞こえる側。にもかかわらず、専門家に取材したり当事者の話に耳を傾けたりと渾身の一冊になっています。

ぜひ、読書の秋にオススメです。