うすいの気まぐれな日記

手話、聴覚障害、マイノリティなどについて発信するブログです。

だから言葉はおもしろい

f:id:syuwakoushi:20170906212823j:image

 

「手話はいろいろな表現があって難しいんですよね」

「地域によって手話が違うから覚えられないです」

「人によってクセがあるので読み取れません」

・・・

 

ネガティブなコメントばかり。手話ってそんなにネガティブな言語なの?

 

「日本語はいろいろな表現があって難しいんですよね」

「地域によって日本語が違うから覚えられないです」

「人によってクセがあるので聞き取れません」

・・・

 

なんか違和感ない?特に2番目のコメント。

地域によって日本語が違う?そんな言い方はあまり聞かないような。

 

「英語はいろいろな表現があって難しいんですよね」

「地域によって英語が違うから覚えられないです」

「人によってクセがあるので・・・」

 

やはり2番目のコメントが気になりますね。だいたい、英語を始めたばかりの人にとって「アメリカ全土に通じる英語を覚えなきゃ!」とまでは思っていないはず。

 

でも手話になると、なぜか欲張りになっていませんか。

 

日本語も英語も地域によって話されている言葉が違うけれど、あまり気にならない?

覚えなくても別に困ることはない、これは手話にも同じことが言えるんじゃないかな。

 

「手話もいろいろな表現があるのね」

「地域によって表し方が違うのね」

「人によってクセがあるけれど、おもしろいね」

 

そうおっしゃる学習者もいます。今まで手話を教えてきた中で「だから言葉はおもしろい!」と前向きに捉える人は多くないような気がします。

前向きな人の共通点として、

  • いくつかの言語に触れていること(英語、韓国語など)
  • 好奇心が強い(だから言葉はおもしろい!って思えている)
  • 相手の話に耳を傾けられるほど感受性が豊か

あくまでも私個人の勝手な見方ですが、好奇心は特に大事。

 

手話はいろいろな表現があって困ると言われがちですが、英語だって「見る」の単語がlookとwatch、というのは中学生レベル(今は小学生!?)でも知っていること。日本語も「感じる」「感じ取る」といった似ている語彙があるし、手話も「話す」の中にいくつかの表し方があります。

 

あくまでも言語学習として「今日はこういう表現を学ぶ」と割り切っていけば、積み重ねがやがて実を結ぶことになり、言葉の魅力をさらに感じることができます。なので、肩肘張らずに楽しんでいけたらいいんじゃないかな。

 

今日もごきげんよう

 

(フランスのとある街で見たニュース)