うすいの気まぐれな日記

手話、聴覚障害、マイノリティなどなど

手紙を書いてみる

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メールよりLINEが定番になっているこの頃。LINEなんか使ってないぞ!という方も少数派になり、「メアド教えて」より「LINE持ってる?なら交換しよまい」が多いようなこの時勢。

 

スマホなんぞ持っておらんし、そもそも携帯電話なんて持ってないぞよという方に出会うと「ああ、いいなぁ」と羨ましさを覚えます。仕事でスマホを使っている身分なので、なおさらそう感じます。

そもそも、そういう人なんているの?実際にいるんです。

 

うちの親が、そうです。「あんな小さな電子機器、文字も小さいし、読めるの?」と不思議がるくらい。離れて暮らしているので、連絡手段はどうしているのかというと、緊急連絡は別として、普段は手紙を書いています。

 

正直、手書きよりもパソコンで打った方が断然早い。

でも、手元にプリンタがない(引越しの時に処分。必要あればコンビニで印刷できます)し、手書きの手紙が来るので必然的に「私も手書きで書いてみよう」。

 

そんな感じで文通をしています。メール、LINEならパパッと打てるのに手書きとなると、書き方に気をつけるようになります。伝えたいことは、これとあれと…というように、ゆっくり時間が過ぎていく感じになります。

 

いつのことだったか、「最近、何か急いでいるの?」と突っ込まれました。私の書いた字が、殴り文字だったみたいです。そんなつもりはなかったけれど、なんとなく焦っていた時期だったのでバレてしまいました。

 

時々、聴者が電話で話す時、相手の声を聞くとなんとなく「今はこういう気分かな」「ちょっと元気ないな」「テンション高い」等、顔が見えなくても想像してみる、という話を聞きます。

耳が聞こえないので電話はできない。でも、手書きの文字を通して、顔が見えなくても「今そういう時期なのかな」と想像することができる。

これが、手書きの手紙の良さ。

 

バレないようにゆっくり書いたとしても、きっと不自然に映るのかもしれない。だったら、もう素直にありのままに書いていこう。そういう気持ちで、いつも手紙を書いています。

 

 

(写真)昨日ギネスビール飲みました。