聞こえない人が一人だけの時
高校野球が始まったと思いきや、初戦からハラハラする展開で一喜一憂しているこの頃。こんな炎天下で大丈夫なのかなと余計な(?)心配をしながら、でも見ていて、応援したくなってしまう。
母校が出るわけでもないのに、地元や愛着のある地域の学校が出ると「ガンバって!」。テレビを見るとホントに仕事が進まないので、スマホで速報を確認しながら。
野球はチームプレーがモノを言う。個人がいくら強くても、チーム全体が強くならなければ勝てない。これは何年もずっと続いている伝統というか、鉄則というか。
チームというのは、職場でも似ていて。
その中にいる一員として、最大限の実力を発揮するためには、ひとりだけでは難しい。ひとりだけがどんなに強くても、実力が良くても、結果的にはアンバランスになってしまう。個人に負荷が集中してしまうから。
(輝きを放ってるのは花だけではない)
野球で例えるなら、エースがいくら良い成績を残しても、打線が音無しでは、勝てない。打線が強くても、守備が脆かったら負ける。
歴代の優勝校を見ると、かつて横浜高校のように強いエースがいても勝てたのは、運もあるけれど、チームプレーとしてお互いを励まし合ったり、点を取られても取り返す!という執念深いところがチームとして共有されているような気が。
そこで、耳の聞こえる人たちに囲まれて、聞こえない人が一人だけのチームだったら?
今までにも高校野球のドキュメンタリーで紹介されたことがありました。
職場で聞こえない人がより高い実力を発揮できるとしたら、それなりに周りとのコミュニケーションも含めてチームプレーしやすい環境作りが欠かせません。
そもそも、コミュニケーションというのは双方向のやりとりを通して、思考、共感を伝え合うもの。
仕事上の報告、連絡、相談だけにとどまらず、日常会話の雑談も含めてがコミュニケーション。
そういったものを毎日行えるようになるためには環境作りとして、周りからのアプローチが大事。もちろん、本人からのアプローチがあってのこと。
チームの一員という意識を持つことで、働きかけることはできるけれど、その意識を持つためにはどうしたら?
監督に言われっぱなしのチームより、自分で考えて行動できて監督とも話し合いができるチームの方が実力がつきやすい?(野球のことは分からないけれど、ゴルフの場合はキャディとの二脚三脚が結果を呼ぶみたいですね)。
チームのあり方、職場でも考えさせられることがあったので今日はここまで。
また次回へ。