うすいの気まぐれな日記

手話、聴覚障害、マイノリティなどなど

ホーリー・カウ(なんだって?)

 

なんだって?動物が喋っている?

 

去年、書店でたまたま見かけた小説。

ホーリー・カウ (小学館文庫)

ホーリー・カウ (小学館文庫)

 

 

超常現象を追いかけるFBI捜査官の海外ドラマで、9年間ずっと続いていた「X-ファイル」でおなじみのモルダー捜査官が小説を書いて出版したもの。

 

モルダーって誰?という方は、こちらから。

デイヴィッド・ドゥカヴニー - Wikipedia

 

X-ファイル」って何がそんなにすごいの?という方は、こちら。

X-ファイル - Wikipedia

 

 

先日の関西行きフライトで何を持って行こうか考えていたら、本棚に佇んでいた一冊を発見。1年越しにやっと読めました。

 

超常現象は全くなく、おなじみの(?)宇宙人は出てきません。

なんと、アメリカの農場に住んでいる『ウシ』が喋りながら話が始まります。

しかも、人間と変わらない感情を持ちながら、冒険に出かける話です。

 

現実的にありえない!と思う場面が多く出てくるのに、いかにも本当に起きそうな出来事が散りばめられています。

 

最初は、農場に住むところから始まるのだけれど、自己紹介がまるで人間のような語り口になっていて、ウシなのか、人間なのか分からなくなるくらい。自分の運命を知ってしまったウシがインドを目指して移動する、という話。

宗教、文化の違いも描かれていて読み応えあり。

 

この小説のいいところは、第48章まであり、一つの章を読み終えるのに時間がかからないこと。電車の中で読むとしたら、ちょうど次の次の駅に着くまでの間に、一つ読み終えられるかも。

 

「なんだって?」と思うような出来事に遭遇したら、ぜひこの一冊を手にとって別世界へ。

 

今日もごきげんよう