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うすいの気まぐれな日記

手話、聴覚障害、マイノリティなどについて発信するブログです。

日本語での読み方はいつ、どこで覚えるのかな

最近、言語学者の黒田龍之助さんの著作に触れています。

堅すぎない表現でおもしろく、さくさく読み進めることができて嬉しいです。

 

言語にまつわる疑問はいつでもどんなときでも出てくるのですが、その一つが「読み方はいつ、どこで知ったの」。 

 

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アルファベットの読み方、「エー」「ビー」「シー」という音の出し方は、私たち日本人はどこで、いつ身につけてきたのでしょうか。


エー、ビー、何か海老が出てきそうですね。シーは正確には、シィでしょうか。

 

ろう者の間では、血液型で「A」「B」を使うので、読めないことはない。でも「C」からになると、だんだん雲行きが怪しくなってきます。シィ、ディ、え、えっと・・・

 

音が耳に入ってこれない以上、文字を見る生活になります。

 

口の形を読み取りながら、音を想像する人もいますが、ろう者のみなさん全員が読唇術バッチリ!とは限らないのです(読唇術って、集中力と想像力と視力がないと、お手上げです)。


となると、アルファベットの読み方はどうやって覚えていくのか。


学校の英語の授業は週一、二回くらいのペース。その上、社会人になった後に使わないと忘れてしまう。

 

手話を学ぶ人が、指文字(50音を一つずつ、手の形で表すもの)を覚えるとき時間がかかってしまうのも、週一くらいのペースだからですね。

週に二日以上、ろう者と24時間付きっきりだったらマスターできるかも。

 

指文字は結構、指を動かします。「あ」だったら親指を横に伸ばして、「い」だったら小指を立てて、というふうに複雑な動きを伴います。

 

身につけられた人はホントにすごい!

 

日本人の多くはアルファベットをすらすらと読めるような気がします。ろう者にとってなかなか難しい、っていう人もいます。毎日、声に出して読んでいれば不可能ではないかもしれませんが、自分の声が耳に入ってこない以上、どうなんでしょう。

 

日本語に対する概念や語感が、ろう者と聴者でそれぞれ違う部分があるので、紐解いてみたいです。