本を読んでいて良かった瞬間
最近、巷で本を読む人が減ったという記事を見かけます。
小学時代は本を読むなんて苦しい作業でした。何が書いてあるのかさっぱり分からなかったし、そもそも文字だけでは堅苦しかったからというのが理由(そういえば、このブログも文字だけだった・・・すてきな写真をどなたか提供してくだされば掲載します)。
読書感想文、書くだけでも大変なのに課題図書も読まないといけない・・・。小学時代に書ける人は本当にすごいです。
せめて挿入絵がある本だけでもいいからと探していた時に出会ったのが「シャーロックホームズ」。割とスムーズに読めた記憶が。日本語を身につける中で挿入絵は役に立っていました(視覚的なイメージと日本語の文字が一致できたという”すっきり感”が気持ちよかったのかも)。
読書は苦しい作業、と書いたけれど、日本語がおぼつかない状態で読んでいた時期は「苦痛」だったのかもしれない。
年齢を重ねるにつれて集団生活や様々な経験が、言葉と結びついて概念ができあがり、理解できることが増えると、読める本もそれなりに増えてきました。
読書が趣味かというと、ちょっと違うのかなぁと最近思います。
情報を得るため、という明確な目的があるから?
それはさておき、久しぶりに会った友人と話をしていたとき。
「そうそう、星野源さんファンなんだ。とっても面白い人だよね」という話になったとき、テレビを見ていれば分かるかもしれないのに、あいにくテレビのない生活をしているので面白いという度合いが分からなくて。
でも偶然、星野源さんの本は去年読んだばかり。文体が独特で面白い印象を持っていたので友人の話に応えられたときは、「ああ、読んでいて良かったなぁ」。
読書は一見、成果が見えにくいものだけれど、積み重ねていくことで面白味が増えていくもの。堅苦しく考えずに、興味のあるものは飛びついて読んでいきたい。
日本語のリハビリにもなりますね。