うすいの気まぐれな日記

手話、聴覚障害、マイノリティなどなど

読書

どっちつかずなリアリティ

12月29日土曜日。肉の日。予約していた漫画が届いたので早速読んでみました。 ひだまりが聴こえる-リミット-2 (Canna Comics) 作者: 文乃ゆき 出版社/メーカー: プランタン出版 発売日: 2018/12/27 メディア: コミック この商品を含むブログを見る 聴覚障害…

読むべきタイミングで出会う

12月16日日曜日。 「経営経験なし、行政経験なし。難問山積の福岡市。前途は多難ですーーー」 この書き出しから始まる本。 別の用事で立ち寄った書店にて、たまたま目にした本。36歳で福岡市長になった高島宗一郎さん、現役市長による本は初めてだそう。 熊…

「障害者を作っているのは私たち」

10月7日日曜日。木の葉が黄色に変わり、稲刈りが終わった田んぼ。道路の向こう側に山並みがくっきり見える。でも昨日から今日にかけて、秋に似つかない風が。台風のフェーン現象? ところで、最近読んだ本に「手話」が出てきました。 音もなく少女は (文春文…

アマゾンで買ったアマゾンの料理人

9月15日土曜日。早朝は土砂降りだったけれど、正午は写真の通り。人生も恋愛もおんなじ。そして、食べる料理も。 料理といえば、どちらかというと食べる方が好きです。作れないことはないけれど、人様に「美味しい!」と言わせる自信はありません。でも、美…

過酷な状況でも果敢に挑む人たち

9月4日火曜日。台風21号(チェービー)が上陸しています。韓国語で「燕」と呼ばれている21号、かなりの勢いなので、燕のように柔らかく最小限の被害で済むようにという願いが込められている名前だとか。 しかしながら、各地の被害状況を見ていると「台風って…

止められるものなら UNSTOPPABLE MY LIFE SO FAR

8月26日日曜日。怒涛の8月がまもなく終わろうとする中、一冊の本をようやく読み終えました。 今まで読んだ中で一番、時間がかかったけれど夢中になった一冊。 「マリア・シャラポワ自伝」、英語では「UNSTOPPABLE MY LIFE SO FAR」。 マリア・シャラポワ自伝…

「声めぐり」から見た皮膚の記憶

8月15日水曜日。写真にある建物は、バスの中から撮った沖縄市(那覇市ではない)。 沖縄市のアイデンティティと米軍との歴史を残すために作られた「コザ十字路歴史絵巻」。何の予備知識もなく偶然、通りかかった時に撮ったもの。マッカーサーの絵もありまし…

日本語のメモ

7月23日月曜日。各地で猛暑の記録が塗り替えられるという異常な状態になっていますが、体調崩されていませんか。 写真にある、熊さんは砂で作られたものですが、あまりの暑さにぐったり…という状態に(嘘です。たまたまそういうポーズでした)。 今日は覚え…

目に見えないものに触れる

7月17日火曜日。今の事業を始めてから「3連休中にどこかに行く」とは無縁の生活を送っていたけれど、前から予定していた鳥取への旅に出かけてきました。 広島、岡山にも近いので今回の災害でどうしようかと思いましたが、地方を訪ねることで経済的な支援が少…

私はあなたを愛しています。

1月28日日曜日。今日は諸々の用事を片付けたあと、打ち合わせ。 韓国語を学んでいる友人から「そうそう!今日、素敵な発見があったのよ!」と報告が。なんだろうと思ったら、1冊の本に韓国語と漫画のようなイラストが。 この本は、日常生活のささいな出来事…

出版記念イベント「ろう者の祈り」in渋谷

1月27日土曜日。東京・渋谷にて出版記念イベントを開催。 朝日新聞出版社の担当者、著者の中島さん、日本語教師の鈴木隆子さん、そして私。 予想以上にいろいろな方々がお越しくださいました。 手話に全く縁のない方も何人かいらして、今回の「ろう者の祈り…

行ったことのない国に思いを馳せてみる

全国ニュースになった、新潟市の大雪。 新潟市ではないですが、三条市(新潟市から約40km、電車で1時間20分くらい)で電車が立ち往生に。Twitterでいろいろな意見が出ていますが、あのあたりは夜だと真っ暗だと思うので本当に気の毒だったと思います。 きょ…

「ろう者の祈り」が刊行されました。

ツイッター、Facebookでお知らせしていましたが、こちらにはまだアップしていませんでした。 「祈りってなんだか宗教みたい」と思われがちですが、決してその類ではなく、ろう者が聴者とともに働いて社会生活を送る上での実態について描かれています。著者は…

本を読むきっかけ

書店でたまたま目に入った本。 「松坂世代の無名の捕手が、なぜ巨人軍で18年間も生き残れたのか」。 松坂世代の無名の捕手が、なぜ巨人軍で18年間も生き残れたのか 作者: 加藤健 出版社/メーカー: 竹書房 発売日: 2017/11/30 メディア: 単行本 この商品を…

漢字からくるイメージ

いきなりの写真ですみません。ハロウィン風のプリン。 焼き鳥屋さんで食べ終わった後、なんとなーく甘いものが食べたい!ということで注文してみたら、なんと手のひらサイズのプリンが。ごちそうさまでした。 10月も今日で終わり。今年は残り2ヶ月です。 10…

社会の制度を知るための漫画

健康で文化的な最低限度の生活 1 (ビッグコミックス) 作者: 柏木ハルコ 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2014/08/29 メディア: コミック この商品を含むブログ (23件) を見る 何気に長めのタイトル。最近読んだ中でもっとも素晴らしい漫画に入ります。 生活…

読んだ本を読んだ人

今日はフライデー。フライを食べるデー(うう、さむぅ)。 最近、嬉しいことがありまして。 何気ない会話から「そういえば、こういう本を読んでて」という話になり、ストーリーを聞いてみると、なんと私が過去に読んだ本と同じ。 全国で、県内だけでも数多く…

教養としての社会保障

ライフネット生命の出口さんが紹介していた本。 教養としての社会保障 作者: 香取照幸 出版社/メーカー: 東洋経済新報社 発売日: 2017/05/19 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (1件) を見る なんとなく難しそうなタイトルだけれど、仕事と生活に関わる…

ホーリー・カウ(なんだって?)

なんだって?動物が喋っている? 去年、書店でたまたま見かけた小説。 ホーリー・カウ (小学館文庫) 作者: デイヴィッドドゥカヴニー,David Duchovny,菊池由美 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2016/03/08 メディア: 文庫 この商品を含むブログを見る 超常…

飛行機事故を激減させた日本人

今年はなぜかずーっと心休まる日がないですが、合間にいくつかの本を読んでいます(同時に複数の本を読むので、時々「あれ?どこに書いてあったけ?」なんてことも実はあったり)。 最近書店にふらりと立ち寄ったら、「飛行機事故を激減させた天才気象学者」…

美味しいヨーグルトになりなさい

『腐った牛乳になるくらいなら、美味しいヨーグルトになりなさい』 何なんだ、この衝撃なタイトル! 著者を知らない人から見れば「なんじゃ?料理の本?」と思うかもしれないけど、違います。 新潟に来た時から愛用している手帳、W'sダイアリーの和田裕美さ…

日本語を調整して伝える

今日の新潟市はまさに梅雨シーズン。こんな日はきっと、カエルの鳴き声が聞こえるだろうなぁと想像を巡らしながら…読書。 以前のブログでも紹介した「やさしい日本語」、読み終えました。 syuwakoushi.hatenablog.jp タイトルの「多文化共生社会」にあるよう…

今読んでいる本

いつもなら読み終わった本を紹介していますが、今日は現在進行形です。 「やさしい日本語」。 やさしい日本語――多文化共生社会へ (岩波新書) 作者: 庵功雄 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2016/08/20 メディア: 新書 この商品を含むブログ (2件) を見る …

猫と高校生の話

「本を守ろうとする猫の話」。 本を守ろうとする猫の話 作者: 夏川草介 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2017/01/31 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (4件) を見る 実用書ばかり読んでいると、時々小説を読みたくなる。でも、小説を読み始めたら時間…

直感で決める

「これにしよう」「この人いいな」「今日はこうしよう」。 外食先でメニューを選ぶとき、「決めるの早いなぁ」という人もいれば、「まだ決められてないのかな」という人もいます。 ずっと前から、直感で決められる人はどうやって?と漠然と気になっていまし…

タイトルは大事

「寝るまえ5分の外国語」(黒田龍之助著)を読みながら寝るのが習慣、とかっこよく言いたいけれど、ついつい読み込んでしまうくらい面白い。 短すぎず、2ページで一つの話題が終わるので読みやすいです。 この本を買ったきっかけは、「大学生からの文章表現…