うすいの気まぐれな日記

手話、聴覚障害、マイノリティなどなど

手話

ちょっとした沈黙のあいだに

11月11日日曜日。東京からの来客が「紅葉が見れるなんて感動!!」と興奮していました。上記の写真は、紅葉が綺麗に見える道から撮影したもの。逆光で葉っぱの色が見えづらく…でも、木漏れ日が良い感じに。 先月からずっと講演、イベント、来客の対応などで…

口が先か、耳が先か。

5月7日月曜日。肩甲骨を鍛えるトレーニングに挑戦してみたら、うぐぐ…。 今日は手話のお話。手話を知らない方のために少し解説。 耳が聞こえないことを「ろう」と呼びます。「難聴」「耳が聞こえない」「耳が遠い」などの言い方はありますが、その中の一つが…

That's my bag.それは私の好きなことよ。

5月3日木曜日。連休ラッシュピーク、とニュースが流れている中、読書タイムがいつもより多めに取れて嬉しいこの頃。 今回読んだ本は「同時通訳者のカバンの中」。タイトルからにして興味を持つ人は、通訳を経験している人か、もしくは文房具好きな人かも。今…

動画で見る「聞こえない世界」

5月1日火曜日。ちょっと時間があったのでYouTubeで調べものしていたら、「聞こえない世界」が垣間見える動画を発見。 これは、ろう学校の一日の様子が分かる動画。 子ども同士の会話はもちろん、相手に話しかける時や遠くに座っている人に声をかける時の仕草…

何かをやめる選択肢があるということ

4月23日月曜日。夏のように暑くなったと思ったら急に寒くなってきたりと、服の調節が難しいこの頃。 風邪をひいていませんか。 新入社員、新入生にとっては緊張感が少し解れてくる時期。 ある意味、一つの区切りでもあるこの4月、新しい生活にわくわくしたり…

砂糖から考えた日

3月10日土曜日。さとう、の日。さ(3)、とう(10)。 このような日本語的な発想は、いわゆるダジャレなのですが、日本語が分かっていれば通用することが前提。音声による日本語がベースに。 「ここは本当に、鹿しかいないね」 「今日は晴れてるから、鴨が見…

予告編で観た映画が受賞

3月5日月曜日。雪が溶けてきたこの頃。写真は、3週間前のもの。 映画界にとってわくわく、ドキドキのイベントといえば「アカデミー賞授賞式」。 子どもの頃、テレビニュースでの結果発表に待ちきれず、家族で新聞紙を取り合って一喜一憂していました。あの…

私はあなたを愛しています。

1月28日日曜日。今日は諸々の用事を片付けたあと、打ち合わせ。 韓国語を学んでいる友人から「そうそう!今日、素敵な発見があったのよ!」と報告が。なんだろうと思ったら、1冊の本に韓国語と漫画のようなイラストが。 この本は、日常生活のささいな出来事…

出版記念イベント「ろう者の祈り」in渋谷

1月27日土曜日。東京・渋谷にて出版記念イベントを開催。 朝日新聞出版社の担当者、著者の中島さん、日本語教師の鈴木隆子さん、そして私。 予想以上にいろいろな方々がお越しくださいました。 手話に全く縁のない方も何人かいらして、今回の「ろう者の祈り…

「ろう者の祈り」が刊行されました。

ツイッター、Facebookでお知らせしていましたが、こちらにはまだアップしていませんでした。 「祈りってなんだか宗教みたい」と思われがちですが、決してその類ではなく、ろう者が聴者とともに働いて社会生活を送る上での実態について描かれています。著者は…

ちょっとした会話から考えてみたこと

「今日はとっても寒いですわね」「そうですね」 「明日は晴れるみたいですよ」「そうだといいですよね」 「お久しぶりです、しばらくお会いしていませんでしたね」「そうですね、いつぶりでしょうかね」 こういう会話を、当たり障りのない会話、といいます。…

師走から読み方を考える

12月になりました。何だかんだ毎日、仕事であちこち行ってブログ更新、サボってしまいました(インプットを怠ると本当にアウトプットできなくなりますね、そりゃ当たり前ですわな)。 12月といえば師走。 こないだ「もうあっという間に年末になるのか〜本当…

きれいな水に変えるということ

出張が続き、落ち着く時間がなかなか作れないまま、すっかり日が空いてしまいました(ご飯食べてる時間はあるのに、ブログはなかなか…)。 そんな中、今、読んでいる本で「書く衝動を逃さない」という見出しがあって思わず、ドキッとしました。 本を読みたい…

見つめ合うのは恥ずかしい

という人もいますね。 そもそも見つめ合うことが苦手、難しいという人もいます。このムーミン達のように、程よい距離で見つめ合うならまだ大丈夫、という人も。 手話を使う人の間では「見つめ合う」ことは普通のことであり、それがないと会話が成り立たない…

君のことしか考えられない。

手話レッスンに行ってきました。 プレゼンやスピーチ向けのレッスンは、どちらかというと、日本語がベースになりやすいです(本番まで練習時間が足りないのもあるけれど、母語で伝えたい内容をまとめてからでないと難しいので)。 何かを発表するとき、改ま…

下手だったら下手のままになっちゃう

ここ数日、新しい仕事も入って一日の時間があっという間に過ぎています。 外に出る時間が増えて、夕暮れの時間になると夏の終わりを実感。なんだか切ないような。センチメンタル。 久しぶりに知人に会い、なぜか仕事の話になりました。 一緒に働いている人が…

生きる術は知らないうちに

「相手が戸惑っていると、ついフォローしてしまう」。 ろう者の友人と話していたら「やっぱり、初対面で相手が戸惑っているのを見るとどうしても、具体的なアクションについて助言してしまうよね」。 お店で買い物をする時、何かを注文する時、耳が聞こえな…

だから言葉はおもしろい

「手話はいろいろな表現があって難しいんですよね」 「地域によって手話が違うから覚えられないです」 「人によってクセがあるので読み取れません」 ・・・ ネガティブなコメントばかり。手話ってそんなにネガティブな言語なの? 「日本語はいろいろな表現が…

話が通じなかったら?

日本人「うーん、、、」 外国人「だから○○だって!」 日本人「いやぁ、そういわれてもなぁ」 外国人「オーマイガーッ!」 先日、空港から目的地に向かうバスに乗って少し走り出したところ、タクシー乗り場でこんな場面を見かけました。 大きなバッグを抱えた…

日本語ができなくても生きていける?

日本語に触れる機会の一つが、新聞。 以前までは、紙での新聞紙を読んでいました(なんと、大雪の日も見事に配達されていてびっくり。配達担当者、ほんとにお疲れ様です。大雪の日くらいは無理しないほうがいいのでは…とちょっぴり心配)。 読み終えたものは…

右と左は違う

ジムで身体を動かしている最中、ふと足元を見たら「きゃああ!」。 もちろん心の中で叫びました。 靴下の色が、右足は紺色、左足は黒色。 いやぁ、恥ずかしい!やってしまった! もちろん、誰にも言わず知らないふりしました。 似た色とはいえ、よく見れば気…

通じないのは手話が下手だからではない

「なんで分からないの」「なんで通じないんだろう」。 職場や学校、家庭などに起こりがちな現象の一つ。手話を使う人々の間にも聞かれます。 特に、ろう者と手話を学んでいる聴者との間で「手話が分からないのは、勉強不足」「手話が読み取れないのは、下手…

とっさに書けること

街を歩いていると、見知らぬ人に声をかけられることもあります。 「あ、すみません。聞こえません」と耳を指差す。 「あ、そうでしたか、では書きますね」ととっさに紙に書いてくれると、もうそれだけで安心します。道を尋ねられ、「すみません、書いてもら…

手話で話している島

SNSで最近紹介されていた、DASH村ならぬ「手話の村」。 インドネシアのとある村で、村民たちが手話で話し、ろう者も溶け込んでいる様子が取材されていました。(動画あり) www6.nhk.or.jp 個人的にはもっとどういう背景があって、どういう文化があって形成…

デフリンピック開幕

「サムスン?」 韓国の企業名だと思っていたら、「トルコ・サムスン」。そういう地名があるのですね。 夏季デフリンピックが先日始まりました。 デフリンピックというのは、文字通り「DEAF(ろう)」「Olympic(オリンピック)」の組み合わせで、世界中のろ…

質問に答えられない

「最近、調子はどうでしょうか」 「どのようにお考えでしょうか」 「その辺りについては、どうしたいと思っていますか」 このようなオープンクエスチョン、時々見かけます。 もちろん、「今からお風呂入る?」「コーヒー飲みます?」といったクローズドクエ…

日本語を調整して伝える

今日の新潟市はまさに梅雨シーズン。こんな日はきっと、カエルの鳴き声が聞こえるだろうなぁと想像を巡らしながら…読書。 以前のブログでも紹介した「やさしい日本語」、読み終えました。 syuwakoushi.hatenablog.jp タイトルの「多文化共生社会」にあるよう…

アドリブと通訳

人前で話す機会が何度かあります。 特に講演で話すとき、手話通訳者と打ち合わせてから話すこともしょっちゅう(ここ大事!打ち合わせしない人もいるらしい)。基本的にはパワーポイントのスライドに合わせて進行するか、板書しながら話すかのスタンスでやっ…

人前で話すということ

今週は人前でお話しする機会がいくつかありました。 今日は航空関係の専門学校の授業。いつもは他の講師が出向いています。 手話を教える以外に、聞こえない立場で困るかな?と考えられることについて聞いてみました。 障害があるからできない、というイメー…

ベン・ハーとモノクロ映画

60代〜70代の高齢者たちとお話をする機会があり、今日は映画の話になりました。 映画といえば、手話の表し方が異なっていました。 今の手話だと、スクリーンに映し出すというイメージで右手を斜め上に向けながら上げます(もしくは、「テレビ」という単語と…